子供の頃の白血病  11月8日

昨日のじいちゃんの手紙で あれ!って思った方もいるかもしれませんが
実は 子供の時にも 白血病と言われた事が有ります。
小学校入学前で 4・5才の時 今 54歳ですからほんと50年前の事です。
おぼろげな記憶も有るので 少し たどってみます。


その当時は 点滴に覚えが無く 毎日 ガラスの太い注射器で腕に血管注射でした。
子供の 細い血管だから、難しかったのでしょうね。
病院内に一人だけ子供の俺に注射できる看護婦さんがいらっしゃいました。
その太い注射が嫌で嫌で 泣いて逃げ回ったのを覚えています。
最後の方は 腕にはさせなくなって 首の回りや 手首にも注射の後が出来ましたね。


後から 聞かされた事ですが その時は 余命まで宣告されていたと言います。
だからでしょうか? 両親 回りの大人が妙にやさしくなり、
オモチャを壊すと いつもなら 怒られるのに その時は次の日に 同じオモチャが枕元に
そりゃ 舞い上がって つけあがって 大人を舐めるってもんですよ。


子供の事ですから だんだん 寝てるのにも飽き だって元気だったんですから
病院の中を探検  探検のうちは良いけど イタズラも始めちゃう
非常ベルを鳴らして 防火壁を降ろして 今思うに手の付けられない子供だったと思いますよ。
チビッコギャングです


それでも 回りの大人は多めに見くれていたんでしょう  
その余命が過ぎてから首のリンパを手術で取ったのを覚えています。 
きっと生検です。
結果 白血病ではない事になり
その時のお医者さんが お詫びだったのかな〜 可哀想に思ったのか
俺を家まで救急車の様な車で送ってくれたのも覚えていますね。


今思えば その余命を聞いた時の 親の気持ち たまらないですね。
そして、間違いだったと言われた時のうれしさ これも本当にホッとしたんだと思います。
俺は 意図した訳ではないけど 親不孝と親孝行を この時に いっぱいしてるんですね。


親から 聞かされた事は 中耳炎を起こして 白血球が多くなっていた。
余命5日(これはちょっと吹かしてる感じがしますね)と言われたが ずっと元気だった。
お前は 生まれつき白血球が多い 


こんな事を言われていましたが、その後 検査をするでも無く
今まで 暮らして来たんです。 大病をする訳でもなく
そう、健康診断の時にはいつも 白血球が多いと言われていました。
この子供の時の話が 今回の発病にどう関わってくるのか 俺には分からないけど、
なにか 関係があるのかも知れないです。