人心地 1月 27日


 昨日の午前中 早い時間から どうも調子が悪いぞ。 更新も思う様に 出来ないし、
心配して メールをくれる人もいる。 ありがとう。 今は皆のメールに返信出来ないけど、
ちゃんと,読ませてもらってる。 ベットの中で フフと笑えるのは とてもありがたいことだ。


 昼食時と 熱のピークが重なった。 ご飯を食べるのは 無理だな〜 後で来るという
かみさんに 何か買って来てくれて伝言を入れる。
解熱剤が、効き出すまだの間 ジッと,寒さに耐えてる時に 思う事が有る。
きっと、この骨の痛み 深い所から来てるんだけど ずっと付き合う事になるんだろうな〜


 解熱剤が効いて 平熱に近くなった頃 かみさんが登場。
何処にでも有りそうな パンを持って来てくれる。
なんとま〜 パンのうまい事 涙が出そうだよ。口の中で 噛めば噛む程 甘さが広がって行く。 
幸せの甘さ 特別なジャムや何かが着いてる訳じゃない。 甘さが練り込まれているのかな?
涙の次には ニコッと笑いが出て来るよ。
人心地ついたって、言って好いよね。


 呼吸の事も 少しづつ 俺なりに分かって来た。 とにかく 苦しい時は 体を小さくする事。 
きっと 早く全身を回ってくれるんだろうね。
気をつけなければ行けないのが ベットから 足を降ろす時
足の分まで 酸素を送るからなのかな? どれも苦しくなる。一瞬で データが 3/2 位まで下がって 息が苦しい。


 おっと、ここまで書いて 熱を見たら 上がり出してるよ。昨日の様に 寒気が無いから
気がつかなかった。
これ、アップしたら しばらく大人しく してます。


 アバウト 1月 26日

 いろんな検査をしながら 治療をして行く訳だけど この頃 日に4度 検査しているのが、血糖値。
どうも高いらしい。 体の中で 何が起きているのか分からないけど、
何時もとは、違った事が おこっているのだろうな。


 血糖値を抑える薬が 処方されてる。 
食事を見て 食べれそうなら飲め 食えないなら、飲むな。 このアバウトさが好き。


 昨夜は 消灯時間に 熱がやって来て 解熱剤
熱の中 しばらく眠っていたが 時々 呼吸が止まった感じで 飛び起きる。
どうも、呼吸をするのを忘れるのかな? マスクを外す事は 無かった。
そうそう、シャックリで びっくりする感じだな。


   

 負けらんね 1月 25日


 一進一退を繰り返す この闘い
昨日は 血中の酸素濃度も 上がって来てるかもしれない。 なんて書いてるけど、
午後には 苦しさの方が 先に立っていた。
分かっちゃいるんだよ。 三歩進んで 二歩下がる。 
でも、つい三歩進んだ方だけ 考えちゃうんだ。
あせっても 何も良い事なんか無いよ。 負けられないんだからな。


 基本の食事は 摂れたり摂れなかったり。
ここの食事は 持って来てから、 電子レンジで3分 チンとするでしょ。
これがね〜 効くんだね。 
油が3分もチンされると 別の物になって 鼻に着いてくるんだよ。
昨日の 昼の魚は焼き魚の上に マヨネーズが縫ってある。 どんな匂い 味か
想像出来るかな? ま、とにかく 食い物の味じゃないよ。
さすがに この昼は 食べれなかったな。
今まで 大好きだった 脂ののった肉 見るのも嫌になちゃったよ。
醤油とか味噌 塗った おにぎりが食いたいな〜


 また、三歩かもしれないけど 手足の浮腫 少し 減って来てる様な気がする。
はい、しっかり三歩です。 朝には浮腫んでましたよ。


 深夜1時 マスクを外してると言う事で看護師さんに 起こされる。 すっかり目が覚めてしまう。
どんな夢を見ていたのかもしっかり思い出す。
先日 亡くなった気仙沼の爺ちゃんと 気仙沼ホルモンの話で盛上がっていた。
ウスターソースは、旅するソース なんてね。
まだまだ、食い意地は張ってるよ。
朝方 また、38.0° 解熱剤 


 眠れる 1月24日

  気にして見に来てくれる方 ありがとう。
最初は 和み系なんて言ってたけど、今は そんな雰囲気じゃないよね。
なかなか,冗談も出て来なくなってしまったよ。


 昨日は 横になる事が出来る様になって来ましたよ。
一昨日までは 起きてる姿勢が一番呼吸に楽だったんですよ。
だから 横にならずに 一日中 起きてたんですよ。 尻が痛くなってもね。


 昨日は 横になって 眠る事 (10分くらい)もできたよ。
横になって 眠れる事が進歩だって 何だか変かな。 でも 進歩なんだ。
血中の酸素濃度も 上がって来てるかもしれない。


 今朝も 熱が出たけど やっぱり、一気に上がって 一気に下がってるよ。
今日も 点滴 8本かな。


   

 綾取り 1月 23日


 昨日の 抗がん剤治療 無事に終わりました。 ありがとうございます。
本数で表す物では無いと思いますが それでも、抗がん剤と 一般の点滴で13本
片手の点滴路では 間に合わずに 両手に 点滴路を確保して なんとかしのいでました。
それでも、しっかり 12時間掛かってましたね。


 それ以外にも 酸素の管 膀胱の管 体中至る所が管に繋がって 動き難いですよ〜
夜寝る時には モニターも付ける様になってしまいました。
寝ている間に 酸素マスクを外してしまう事が有る様で 苦しがっているんですよ。


 昨日の朝も 熱が出ていましたが、今朝も出てしまいました。
ただ、今までの熱とはちょっと違う感じがしています。 骨が痛く無いんですよ。
これは、俺としてはとても助かっています。
 

 まだまだ、 呼吸が苦しくて 何も出来なくなりますが、
それでも ジッと待つ事を覚えて 少しづつ ブリザードをやり過ごしています。


   

 すがりつく 1月 22日


 すべての事に 時間を掛けて ゆったりとした治療の時間が過ぎて行きます。
午前中に 毎日の点滴が 4本  午後に1本 夜に3本  合計 8本
その間には いろんな検査も入ってくる その検査結果で注射が射たれる事もある。
俺はと言えば 少しの動きでも 息が詰まってしまって 休み休みでないと動けない。
これは驚く程ですよ。 お湯を沸かしたポットを ベットから 立上がって取ったら、
そこから ベットに座って 3分は 酸素マスクで顔を覆っていないと 苦しくてたまらない。
今度は ポットを取る前の姿勢に 戻るのに また苦しくなって 酸素マスクにすがりつく。
何時だってすがりついてるんだけど、苦しくなると 本当にピタッと自分の手で
当てておかないと不安です。


 食事の時が大変です。 基本的に俺は食事をちゃんと摂って来たし これからも
そうしようとは思っているのですが 必ず マスクを外さないと食べれません。
まず 食事の定位置に着くのに 時間が掛かります。 そうだ、前に使っていた
管のタイプの酸素吸入も有るのですが マスクタイプだと 酸素量が多くなっているのです。 
このまま 管を使うと鼻の粘膜に直接当たりすぎて 鼻血になってしまいます。
調節も 効きますが 調節するのに息切れが起ります。 
少ない量の時にこれでは 時間が掛かってどうしようもなくなってしまいます。


 呼吸が落ち着いているのを、見計らって マスクを外し 少しでも ご飯やおかずを
口にいれ モグモグ 二三回繰り返した所で マスクをします。
誰も見てないから良いけど 誰か見てたら 何だと思うだろうね。
これを何度も繰り返して ご飯が進んで行くんですよ。
食べ終わった時には ホッとします。 ご飯を食べる事が運動です。


 しばらく休んだら 歯磨きや 口腔ケア この道具を取るのにも 息切れが
まあ、とにかく なにをするにもこの状態です。


 そして この後の後始末 すべてが看護師さんに頼むしか無いのです。
看護師さん達も いかに それを頼むのが つらいのかを分かってくれている様で
対応してくれるのが救いですよ。


 膀胱に管を入れてから 熱が出ていません。 とても助かります。
利尿剤も 効いている様で いっぱい排泄されて来ています。
どんなに時間が掛かろうが 誰に迷惑をかける訳じゃないので ゆっくりと
時間を掛けて 少しづつ 進みます。 


 夕べ ここまで書いて 準備して 朝アップとなっていたのに 今朝 6時に起きたら
38.1° 人生はままならない物です。 解熱剤で 今は平熱になってます。
さあ、今日は 抗がん剤の日 何時もの点滴が 8本 抗がん剤が 4本(量が多いんだよね)
一日 点滴だな〜


 わがまま 1月 21日


 朝から 呼吸が苦しい。 点滴に来た看護師さんに苦しいと訴える。
すぐに先生が来る。  血液的なデータは 非常にきれいに出て来ているが、
この肺に関係する排尿のデータが、どうもおかしい。
今朝から、 どれ位トイレには 行っているのかな?
実は 行った後が苦しいので 朝から行っていなかった。
それが 原因らしい。 そりゃ〜 そうだよね。 俺が悪いのだ。


 前から 先生には 排尿データも取りたいので尿瓶を使ってする様にと言われたのだが、
どうも、尿瓶が嫌だというわがままで 院長先生に許してもらってた。
もう、わがまま言いません。尿瓶でも 何でも使います。トイレの我慢も絶対しません。
利尿剤の点滴も 今日追加オーダーされる。


 偶然なのだが 今日は かみさんが先生の話を 聞きに午後から来る日。
ちょっと 話の前に こっちに来て 二人で午前中の話などをして行く。
30分位も 話をしてして来ただろうか? にこやかな顔で 帰って来た。


 ここからは かみさんのうれしい話を 俺が分かりやすい様に してるからね。
やはり、俺の血液のデータだが 非常にきれいに出て来ている。
病変部分が 減って来ているのがはっきりと 分かる。 できれば 一気呵成に
この土曜日に もう一度 抗がん剤治療をしたい。


 そこで,問題になってくるのが 利尿が上手く進んでいないこと。
今までの問題も 例えば 胸の痛み 肺の細胞が水分を含み 大きなって
心臓の回りを覆ってしまう。 これが心臓のおかしな動きになってしまう。
食べる時にも 食道を同じ様に 肺の細胞が塞いしまい、通り難いと訴えていたのじゃないのかな?


 で、かみさんが 院長先生から 頭を下げて訴えられて来たのが 膀胱に管を入れて
強制的に 水分の排出をさせて欲しい。 これは勝手に入れる分けに行かないので、
しっかり、了解が欲しい。
考えるも何も無いでしょ。 尿瓶は カッコ付けてたけど 膀胱に管を入れるのは
俺の頭の中には 全然 入ってなかった医療行為だもん。 お任せするしか無いですよ。
夕方には、しっかり 管が入ってましたよ。
 
 で、昨日は 午前中の発熱も 夜間の発熱も 無し。 
あれ、良い方に向かってるのかな?
皆のおかげです。