すがりつく 1月 22日


 すべての事に 時間を掛けて ゆったりとした治療の時間が過ぎて行きます。
午前中に 毎日の点滴が 4本  午後に1本 夜に3本  合計 8本
その間には いろんな検査も入ってくる その検査結果で注射が射たれる事もある。
俺はと言えば 少しの動きでも 息が詰まってしまって 休み休みでないと動けない。
これは驚く程ですよ。 お湯を沸かしたポットを ベットから 立上がって取ったら、
そこから ベットに座って 3分は 酸素マスクで顔を覆っていないと 苦しくてたまらない。
今度は ポットを取る前の姿勢に 戻るのに また苦しくなって 酸素マスクにすがりつく。
何時だってすがりついてるんだけど、苦しくなると 本当にピタッと自分の手で
当てておかないと不安です。


 食事の時が大変です。 基本的に俺は食事をちゃんと摂って来たし これからも
そうしようとは思っているのですが 必ず マスクを外さないと食べれません。
まず 食事の定位置に着くのに 時間が掛かります。 そうだ、前に使っていた
管のタイプの酸素吸入も有るのですが マスクタイプだと 酸素量が多くなっているのです。 
このまま 管を使うと鼻の粘膜に直接当たりすぎて 鼻血になってしまいます。
調節も 効きますが 調節するのに息切れが起ります。 
少ない量の時にこれでは 時間が掛かってどうしようもなくなってしまいます。


 呼吸が落ち着いているのを、見計らって マスクを外し 少しでも ご飯やおかずを
口にいれ モグモグ 二三回繰り返した所で マスクをします。
誰も見てないから良いけど 誰か見てたら 何だと思うだろうね。
これを何度も繰り返して ご飯が進んで行くんですよ。
食べ終わった時には ホッとします。 ご飯を食べる事が運動です。


 しばらく休んだら 歯磨きや 口腔ケア この道具を取るのにも 息切れが
まあ、とにかく なにをするにもこの状態です。


 そして この後の後始末 すべてが看護師さんに頼むしか無いのです。
看護師さん達も いかに それを頼むのが つらいのかを分かってくれている様で
対応してくれるのが救いですよ。


 膀胱に管を入れてから 熱が出ていません。 とても助かります。
利尿剤も 効いている様で いっぱい排泄されて来ています。
どんなに時間が掛かろうが 誰に迷惑をかける訳じゃないので ゆっくりと
時間を掛けて 少しづつ 進みます。 


 夕べ ここまで書いて 準備して 朝アップとなっていたのに 今朝 6時に起きたら
38.1° 人生はままならない物です。 解熱剤で 今は平熱になってます。
さあ、今日は 抗がん剤の日 何時もの点滴が 8本 抗がん剤が 4本(量が多いんだよね)
一日 点滴だな〜