10月25日 入院

 ついに 入院の日

朝早く 学校に行くさくらを アイと一緒に地下鉄まで送り
これからの事を お願いする。
きっと、これもさくらにとっても 俺にとっても 貴重な体験になる事を願って


病名と告げられたのが 金曜の夕方 入院が月曜の午前中では
書類を集める時間も少ないよ。

かみさんは 車を運転しないので なんとか 午前中早い時間に 住民票やらを集めに行く。


隣のさこねーちゃん(かみさんのいとこ) ほんと,いろいろ世話になってる方です。
の、入れてくれたコーヒーを飲み  両親(俺の父母)に挨拶をして
会社によってから入院に


会社では 社長も出て来て 早く帰ってこいと声をかけてもらう。


白血病と聞くと ある一定の年代以上の人は不治の病と言うイメージを持っているようだ。
文学や、ドラマの中で いっぱい使われて来たからだろうか。
今は 不治の病とは言えない様な気がする。
社長が 目を合わせなかった時にちょっと、感じた。



病室は 最初から無菌室 ちょっと,あせる。
窓も無く 4畳半くらいの独り部屋 イメージ 鍵の開く牢獄か?
この部屋と 隣のトイレだけが しばらく 俺の世界


眠れない夜になる。

家のばあちゃんの事 じいちゃんの事 アイの事 みんな気になる事いっぱいだが
今一番しなけりゃ行けないのは
自分の治療と思う様にする